私は顧問先に導入したTeam Managerの日報の内容確認を毎日行っています。
Team Managerの日報システムには
「今日やったこと」「明日完了すべきこと」「明日着手すべきこと」「OJTしたこと、されたこと」
「よかったことや気付き、所感」「問題点と対策」「訊きたいこと・お願い事項」「KGI・KPI・KSF」
など八つの項目があります。
その内、私が特に重視しているのは、「OJTしたこと、されたこと」と「よかったことや気付き、所感」です。
「OJT」の重要性については、これまでのメルマガで繰り返しお伝えしてきましたので、今回は触れません。
本号ではもう一つの柱である「よかったことや気付き、所感」の重要性を取り上げます。
そもそも、私たちはなぜ仕事をするのでしょうか。
日々の忙しさに追われていると、この根本を忘れがちです。
仕事は人生と密接につながっています。
だからこそ、「どのように仕事に向き合うのか」は極めて重要であり、
その姿勢や学びが当日の日報の「よかったことや気付き、所感」に表れていなければなりません。
ところが、「なぜ日報を書くのか」という目的が曖昧な企業の日報を見ると、
「会社のために今日は何をしたか」「明日は何をするか」という事務的な内容に終始しており、
「仕事は自分のためにするものだ」という意識を感じられないことが少なくありません。
人生は自分のために存在しています。
他人のために苦労しているのではありません。
今日一日の自分のための苦労を日報に綴る。
この意識を持つだけで働き方は大きく変わります。
自分がチームにとって重要な存在だと感じられれば、自己肯定感は自然と高まります。
そして、自分の成長が他者への役立ちにつながるという実感も日々の中で育まれます。
逆に、「会社のため、他人のためにしてやっている」という意識が強いと
それが甘えになり、ミスや中途半端な仕事を招く可能性があります。
「仕事は自分にメリットがあるからしている」。
この当たり前の真実を、Team Manager の日報システムにある
「OJTしたこと、されたこと」と「よかったことや気付き、所感」の二つの項目で毎日意識できるのです。
■本日の教訓
日報とは「今日の自分を育てるための記録」である
Team Managerの日報システムはこちら
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