私は Team Manager を導入している企業様の日報をときどき確認しています。
確認といっても内容を読むのではなく、日報にコメントが付けられているかどうかだけを見ています。
残念なことに、コメントが付いていない事例の方が多いのです。
「なぜなんだろ?」と思います。
日報は業務の一環です。
業務には報連相が求められ、日報は一日の終わりの「報告」であり、
翌日以降の業務予定を記す「連絡」でもあります。
それに対してコメントを残さないのは、「シカト」しているのと同じではないでしょうか(怒)。
自分の子どもが学校でシカトされたら、親として烈火のごとく怒るはずです。
ところが仕事では、自分が部下に対して同じことをしているのです。
「シカト」とは、自分の仕事や存在に注意が向けられていない状態です。
仕事の結果について何も言われないというのは、無視・無関心と変わりません。
研修で「愛の反対語は無関心である」と教わった人も多いでしょう。
部下には「お客様、取引先、同僚、そして仕事を愛しなさい」と言っているのに、
肝心の自分が部下に対して“無関心”になっている。
これではおかしいですよね。
そのくせ、ミスしたときだけ関心を向けて叱責します。
ミスしない日々の方が圧倒的に多いのですから、本来はそこを褒めるべきです。
ミスをしないことが当たり前だと思っているから、日々の日報に何のコメントもしないのでしょう。
上司は部下を通して成果を出すことを求められています。
であれば、そんな部下を日報で労うことが、一番のマネジメントではないでしょうか。
「いつもありがとう」「今日もお疲れさま」「トラブル対応、大変でしたね」。
この一言がなぜ書けないのか、不思議でなりません。
こうした一言があることで、人は自分の存在価値を実感でき、毎日の苦労が報われます。
部下が上司のもとを去るとき、「あなたと一緒に仕事ができて幸せでした」。
そう言ってもらいたいのなら、まず日報へのコメントを大切にしましょう。
Team Manager の日報は、単なる“報告ツール”ではありません。
上司と部下が毎日、短い言葉を交わし、信頼を積み重ねるための仕組みです。
コメントの既読・未読が一目で分かります。
日報は“今日の記録”ではなく、“明日の信頼づくり”の場です。
そのための仕組みが、Team Manager には揃っています。
■本日の教訓
日報への一言は、部下の努力を“存在価値”に変える上司の仕事である。
Team Managerの日報システムはこちら
https://team-mgr.net/teamwork/



