PDCA(Plan・Do・Check・Act)という言葉は、ビジネスの現場で広く浸透しています。
しかし、多くの現場で、このサイクルが回っている“つもり”で、
実は回っていないことがよくあります。
なぜか?
その原因の一つが、「C(Check:評価)」を個人任せにしてしまっていることです。
■チームで「P」を立て、個人で「D」を行う
ここまでは、うまくいっているように見えます。
ところが、「C(評価)」に入った瞬間、
それぞれが勝手に反省し、曖昧なまま、なんとなく改善「A」へ進んでしまう。
つまり、次の「A」が、実は「D」の“アレンジバージョン”にしかなっていないのです。
これでは、同じ失敗や非効率を何度も繰り返してしまいます。
■本来、「C」はチームで行うべきです。
計画通りに進んだのか?
どこに障害があったのか?
どこに予想外のことがあったのか?
それらをチームで事実確認し、改善行動である「A」につなげなければなりません。
■Team Managerが「C」をチームに取り戻す
私たちが開発しているTeam Managerは、まさにこの「Cのチーム化」を実現するツールです。
日報・商談履歴などを通じて、個人の所感や対応予定案をチームに共有させます。
それを読んだチームメイトは、自分の経験や知識をもとに助言を行います。
その助言が個人の「C」をチームによる「C」とするのです。
周囲の助言による改善行動「A」の成果には、チームメイトも関心を持ちます。
それにより、成功・失敗事例の共有ができます。
このように、主観ではなく事実に基づく評価が蓄積されていくことで、
チームの学びが“資産(=ナレッジ)”になるのです。
Team Managerがあれば、個人の反省が、チームの成長に変わります。
■本日の教訓
「C」を個人でやるな。チームでやってこそ、PDCAは動き出す