【第1,402号 営業RPGの極意(1)~クエスト達成で経験値アップ!~】
https://km.kando-m.jp/news/mm1402/
【第1,407号 営業RPGの極意(2)~チームプレイで攻略せよ~】
https://km.kando-m.jp/news/mm1407/
【第1,412号 営業RPGの極意(3)~大一番に備えよ!ラスボス商談への準備術~】
https://km.kando-m.jp/news/mm1412/
【第1,417号 営業RPGの極意(4)~育てよ!営業パーティの人材育成術~】
https://km.kando-m.jp/news/mm1417/
【第1,421号 営業RPGの極意(5)~武器と防具を整えよ!営業装備=ツール活用術~】
https://km.kando-m.jp/news/mm1421/
【第1,426号 営業RPGの極意(6)~スキルツリーを育てよ!営業スキルの習得と進化~】
https://km.kando-m.jp/news/mm1426/
【第1,431号 営業RPGの極意(7)~呪文を使いこなせ!言葉の魔法で空気を変える~】
https://km.kando-m.jp/news/mm1431/
これの続編です。
RPGの世界では、それぞれの「ジョブ(Job)」
つまり役割や任務に応じて、キャラクターの動き方や強みがまったく異なります。
戦士は近接戦闘を行い、魔法使いは遠くから攻撃し、僧侶は仲間を癒す(回復させる)。
それぞれが違う役割を持ち、補い合うことでチームは強くなります。
この考え方は、営業チームでもそのまま活かせます。
営業は全員「営業職」ですが、
その中にも向いているスタイルや得意な役割=“ジョブ”が存在するのです。
(1)開拓型ジョブ(仕掛け型)[ブルドーザー型]
障害物を押しのけて道を切り拓くタイプで、未開地を突き進む力があります。
新規開拓に強く、“ゼロをイチにする”ことが得意なタイプです。
見込み客のターゲティング、相手がどんな課題を抱えていそうか、
どんな提案が響きそうかを“先読みする力”、
初回アプローチのスクリプトづくりなど、
最初の接点づくりをスピーディーに行えるのがこのジョブの特長です。
数字に対して貪欲で、PDCAの回転が早く、
「数を当たる」だけでなく「質を上げる」工夫ができる営業に向いています。
(2)関係構築型ジョブ(対話型)[ロードローラー型]
じっくりと地ならしをしながら関係を築くタイプ。
派手ではないが、“信頼”という道をしっかり整える力があります。
顧客との信頼関係をじっくり築き、ニーズを深掘りしていくのが得意なタイプ。
面談での空気感づくり、相手に寄り添った提案など、
“この人に任せたい”と思わせる対話力が武器です。
相手の反応や雰囲気を敏感に感じ取る力と、
その場での臨機応変な対応力を持つ、営業の中核的存在です。
(3)フォローアップ型ジョブ(支援型)[メンテナンスカー型]
一度通った道を点検し、傷んだところを整備していくタイプ。
契約後の対応や、既存顧客へのフォロー・追加提案が得意なタイプです。
単なるルーティン対応ではなく、活用提案や課題解決型のアプローチを通じて、
「この会社にお願いしてよかった」と感じてもらう力を持っています。
リピート・紹介・アップセルといった“顧客価値の最大化”を支える重要な存在です。
(4)戦略設計型ジョブ(司令塔型)[ナビゲーター型]
チーム全体の位置と状況を把握し、最適なルートやタイミングを指示する存在。
自分の成果だけでなく、チームや組織全体を意識するタイプです。
商談の設計やナレッジ共有、改善提案を通じて、
チーム全体のパフォーマンスを引き出す、
「誰が、いつ、何をすればうまく回るか」を設計する視点を持っています。
育成や改善活動が得意で、マネージャーやリーダーにも多いジョブです。
このように、営業チームとは、「異なるジョブ(=役割や得意分野)を持つ営業」が集まったパーティです。
全員が同じことをするのではなく、お互いの強みを認め、
補い合いながら前に進むことが、チームとしての最大の強さです。
マネージャーやリーダーの役割は、適切な人材を選び、
チーム全体の“ジョブバランス”を考えながら、それぞれの力を育てていくことです。
これが、営業RPGの第8の極意です。
Team Managerを活用すれば、
各メンバーの行動記録や成果を“見える化”できるため、
誰がどのようなシーンで力を発揮しているのか、
それらを主観ではなくデータで把握することが可能になります。
それにより、チームのジョブバランスを知り、
それを改善することで更に強いチームを作ることができます。
Team Managerはこちら