広告業での営業責任者時代に
「勝兵は先ず勝ちて而る後に戦いを求め、敗兵は先ず戦いて而る後に勝ちを求む。」
という言葉をとても大切にしていました。
この言葉は、『孫子・形篇(けいへん)』に出てくる一節で、
「勝つ軍隊と負ける軍隊の違い」を端的に表しています。
1.勝つ軍隊(勝兵)の行動パターン
「まず勝利を確定させる」 → 事前の準備・戦略が万全な状態を作る。
「その後に戦う」 → 計算された勝利を手にするために戦う。
つまり、戦う前に 「勝てる確信」 を持てる状況を作り上げてから戦いに臨む。
2.負ける軍隊(敗兵)の行動パターン
「まず戦う」 → 事前の準備や戦略が不十分なまま戦ってしまう。
「その後に勝とうとする」 → 戦いながら勝ち方を考えるが、すでに遅い。
つまり、場当たり的な戦いをしてしまい、結果として敗北する。
PDCAで言えば、Pを大切にするということです。
Pの段階で、「勝利を確定させる」とは、
どこ(ターゲット)をどう攻める(どんなプレゼンをするか)、
さらに反論があれば、それへの対策を考えておく、ということです。
特に新規開拓においては、リストの作成に徹底的に時間を掛けました。
新規開拓は獲得金額が少なくても大きくてもその手間はあまり変わりません。
そのため大きな売上に繋がるターゲットリストをどう整備するかがもっとも重要な課題でした。
この孫子の考え方は、
私が開発した「Team Manager」の日報システムにも深く組み込まれています。
■事前の準備が成功を決めます
孫子は、上述の通り、勝利する軍はまず勝つ準備を整えた上で戦いに臨むが、
敗北する軍は準備不足のまま戦いを始め、戦いながら勝ち方を探そうとすると述べています。
これはビジネスの現場にもそのまま当てはまります。
事前の準備を徹底し、戦略的に物事を進めることで、成功の確率は飛躍的に高まります。
1.事前に「勝ち」を定義します
日報には「KGI」「KPI」「KSF」を記入する項目があります。
これにより目標や成功の基準を明確に設定します。
「何を達成すれば成功なのか?」を事前に決めることで、
闇雲に業務を進めるのではなく、戦略的に行動できるようになります。
2.振り返りで「勝ちの型」を作る
ただ行動するだけでなく、
「どのようにすればより良い結果が得られるのか?」
を振り返る仕組みが組み込まれています。
行動に対し、上司や同僚が助言を与えるのは基本ですが、
行動予定の段階でもフィードバックを受けることができます。
また、成功した要因を特定し、再現性のある「勝ちの型」を作ることで、
日報を読んだチームメンバー全員のナレッジとなり、
チーム全体の成長につながります。
3.戦う前に勝利を決める思考を習慣化する
日々の日報を通じて、単なる「作業報告」ではなく、
「勝つための準備と戦略」を意識する文化を根付かせます。
「とりあえずやる」ではなく、「勝つためにどう動くべきか?」を考えられるチームが育ちます。
■結論
「Team Manager」の日報システムは、孫子の「勝兵の戦略」を現代のビジネスに応用し、
成功をより確実なものにするためのツールです。
日報を活用することで、単なる「報告業務」から脱却し、
計画的かつ戦略的な成長を実現できます。
勝つための準備を整え、確実に成果を出す。
それこそが、「Team Manager」の目指す日報のあり方なのです。