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0から1を産むのは苦手でも昇華できれば良い

日本人は0から1を産み出すのが苦手です。

アップル、マイクロソフト、メタ(=旧FACEBOOK)、アマゾン、テスラ・・・

このような企業の持つ製品・サービスをまだ産み出すことができません。

ところが、1を10や20、さらに50、100と

昇華(=ある状態から、更に高度な状態へ飛躍すること)は得意です。

そのルーツは古く8世紀前半まで遡ります。

仏教はインド・中国から渡ってきましたが、

日本に入るとそれらの国にはない壮大な形に変化しました。

その代表選手は、東大寺大仏殿で、「三国一の大伽藍」と言われ、

インドにも中国にもこれ以上の規模のものはありませんでした。

更に、そこに安置されている「奈良の大仏」は400トン以上も有り、

鋳造された仏像としては世界最大のものです。

日本式に昇華された最初の例と言えるでしょう。

ときは流れ、1543年に種子島に鉄砲が伝来しました。

このときも信長を中心にあっと言う間に改良と大量生産を行い、

さらにはそれを用いた新しい戦術まで産み出されました。

日本で生産された鉄砲はその数と性能、戦術ともに本家のヨーロッパにはないもので、

ここにも日本式という昇華が生まれました。

1853年の黒船来寇もその後の昇華のきっかけとなりました。

「泰平の眠りをさます上喜撰(=蒸気船)たった四盃で夜も寝られず」

という有名な狂歌がありますが、それから約半世紀経過した日本海海戦において

日本海軍は当時世界一と言われたロシアのバルチック艦隊を破っています。

もう少し、時が進み1937年には、「大和」「武蔵」という巨大戦艦を起工しています。

このわずか26年前までは、日本の大型戦艦は英国で造られていました。

戦後においては、カメラ、自動車、電子部品など、様々なものが

日本式で昇華しました。

このように諸外国より輸入された高い文化や文明も日本に入ると

「Made by Japan」となって本家を大きく凌駕し、

「日本式(=日本製)」という新たな価値を与えます。

このように「昇華させる能力」を持つのが日本人です。

 

大仏建立の時代から培われたこの能力をもっともっと自社に活かすべきです。

「改善」

これこそが、日本人のDNAにある素晴らしい昇華能力です。

御社では、月に何通の「改善提案書」が出ていますか?

社員一人ひとりが月に最低一通の提案を提出し、それが実行されているでしょうか?

もし、この制度がまだの企業はすぐに取り組むべきです。

提案数が少ない企業はもっと活性化させましょう。

弊社開発の「Team Manager」にはスマホで改善提案書が作成できる機能があります。

これを使って御社スタッフの能力を昇華させましょう。

お問い合わせはこちらよりお願いします。

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