生産性を上げたいと考えている経営者は多いでしょう。
いやむしろ、そう考えない経営者を探す方が難しいかもしれません。
ところが、実際に生産性の向上ができていない企業も多いものです。
「人、モノ、金」この企業における大切なリソースの
生産性をあげることを何故、できないのか?
答えは一つです。
「経営者が本気じゃないから」
です。
私が事務局長をやっている一般社団法人 人が輝く経営実践会では、
会員企業の「環境整備」「改善提案」「朝礼」を見学し、
それを自社に取り込んで、より生産性をあげる
「相互ベンチマーク」を重要視しています。
多くの企業が、ベンチマーク先で得た知見を
活かしきれていないという現状があります。
「何しに来たんや」「経費と時間の無駄使いやろ」
「そんな姿勢で社員に生産性を云々言うなよ」
と思います。
これらの企業は、良い習慣を継続することが苦手なのかもしれません。
良いと思うことに取り組んでも途中で挫折した経験があるから、
二の足を踏んでいると推測されます。
そこで考えるべきは
「何故、挫折するのか?」
です。
それは、仕組み化されていないからです。
人間は、考える葦と言いますが、実は驚くほど怠慢です。
そもそも動物は不要なエネルギー消費を避けますから、
捕食時以外は身体を休めています。
勤勉よりも怠慢の方が生き延びれるのです。
人間も動物ですから本能にはそのような遺伝子が残っています。
そこで、重要なのは、人間の怠惰さを前提に仕組みを作ることです。
「環境整備」「改善提案」「朝礼」といった取り組みを、マニュアル化し、
誰でも簡単に実践できるような仕組みを作りましょう。
そうすることで、考えなくても習慣的に行動できる環境を作り出すことができます。
弊社開発のTeam Managerはそういう人間の怠慢な部分を
仕組みにすることで、うまく前に進めて行くように設計しています。