【サンクスカード~紙とデジタルのどちらが良いの?~】
今回はこの号の続編となります。
発行された紙のサンクスカードが企業内に掲示されているのを
何度となく見たことがあり、その内容をじっくりと拝見したこともあります。
そのときに感じたのは、大半が
「○○を手伝ってくれてありがとう」
というサポートに関する感謝のメッセージや
「今日は○○してくれてありがとう」
という感謝を伝えるメッセージです。
これが悪いという訳ではありませんが、
管理職が発行するサンクスカードはもう一工夫が欲しいな、と思います。
「コツコツと努力をしていることを感じます。これからも頑張ってください」
「三ヶ月前に比べて、○○な部分をかなり改善されましたね。」
「目標達成のために遅くまでテレアポありがとうございます。
きっと成果に繋がる筈です」
書き始めるとキリがありませんが、
同僚間で送り合う「ありがとう」とは違った視点を持ちたいものです。
およそ企業内でサンクスカードを送りたくなる要因は以下が有ると思います。
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・スピード対応をしてくれてありがとう
・努力を重ねてくれてありがとう
・いつもモチベーション高くいてくれてありがとう
・最後まであきらめずに頑張ってくれてありがとう
・いつも誠実な仕事ぶりをありがとう
・素晴らしい品質の仕事をしてくれてありがとう
・素晴らしい改善提案をありがとう
・グッドなアイデアをありがとう
・すばらしい顧客満足を提供してくれてありがとう
・目標達成してくれてありがとう
・理念に従った行動をしてくれてありがとう
・サポートしてくれてありがとう
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これらは部下の評価項目にも近いので、このような視点で見ている筈です。
これらの項目に成長が見られれば加点評価しますし、
成長が見られない場合は、どうすれば良いかを指導します。
ところで御社では、
「どの項目でありがとうが多く交わされているか把握されていますか?」
おそらくほとんどの企業で把握されていないと思います。
これを把握することで、
企業、部署、個人のプロフィール(=個性、特徴、強み、弱み)が明確になります。
では、どうすれば把握できるでしょうか?
サンクスカード発行時に
「スピード対応をしてくれてありがとう」であれば「スピード対応賞」、
「努力を重ねてくれてありがとう」であれば「努力賞」、といった
「属性」をカードに付与します。
そして、3ヶ月や半年経過したらそれを集計し、
全サンクスカードの中で
「スピード対応賞」は○枚発行され、全体の○%
「努力賞」は○枚で○%
という風に数値化します。
これによって、企業全体や部署全体のプロフィールが明確になります。
ある企業では営業部と製造部では、全く違ったプロフィールでした。
営業部は「スピード」「努力」「目標達成」という属性が多く付与され、
製造部は「品質」「改善」「アイデア」が多く付与されました。
もちろんこの集計は紙のサンクスカードではかなりの労力が必要ですが、
デジタルサンクスカードでは瞬時です。
その集計結果から、企業、部署、個人の強み、弱みを把握し、
成長や改善をPDCA化します。
改善の進捗は、数字ですぐに把握できるので、修正もしやすいです。
更に経営計画発表会で
今年の「スピード対応賞」は○枚もらった○○君です!
「努力賞」は・・・・
「アイデア賞」は・・・・
といった表彰が可能となります。
今までは「ありがとう」の数で表彰していたものを
プロフィール(=各個人の個性、強み)で表彰することができます。
上司の仕事は部下の
「強みを伸ばす」「弱みを克服する」
ことだとよく言われますが、数字による根拠をもとに指導すべきです。
Team Managerのデジタル版サンクスカードを使えば、上記がすべて可能です。
是非、導入を検討ください。