営業の成果が上がらない
営業の「プロセス」を正しく設計し、正しく「行動する」と必ず、成果は上がります。
個々の力を組織の力としても営業成果が向上するとは限りません。
企業が持つ「人」と「商品・サービス」を最大限に活用して、顧客満足、従業員満足、そして株主満足のwin-win-winをもたらすためには、営業成果を上げないとなりません。この「営業現場の活性化」は会社経営で非常に重要な課題です。営業現場を活性化させることができれば、業績は必ず向上します。
ところが業績が向上しない会社の営業部署は営業プロセスのPDCAがうまく回っていないことが多いです。
御社の営業は正しく営業のプロセスを辿っていますか?
営業の仕事は「営業プロセスのランクアップ」です。その際、重要なのはプロセスの設計です。PDCAのPの部分ですね。
営業現場で上司が「なぜ、そうしたんだ?」「なぜ、相談しなかったのか?」と営業の行動結果に対する叱責の声を上げています。
叱責するということは成果が出ていない訳ですから、お客様満足度も低下しています。お客様からも無言の叱責を受けていることになります。
部下は叱られるために仕事をしているのではありません。なのに何故、叱られることになったのか?
そこに「相談する機会」がなかったことが要因です。
SFA(Sales Force Assistant)「Team Manager(チームマネージャー)」では、「相談する機会」が自動的に作られます。
商談内容の記入スペースの下に「次の行動予定」を書くスペースがあります。
ここれに書かれた行動や提案内容に対し、上司、同僚、前担当、他部署の人間など、社内ナレッジを集約すれば、「なぜ、そうしたんだ?」「なぜ、相談しなかったのか?」という叱責は生まれません。
「プロセス管理」とは「次の行動」を最適化することです。
例えば、次の様なプロセスとその成果があったとします。
初見先10件→提案先8件→見積先6件→再提案先4件→再見積先2件→受注先1件
このプロセスの成果は初見という「打席数10」に対し、受注という「打点1」となり打率は1割となります。
初見先数と受注数を同数にすることは理想ですが、極力そこに近づけるように「プロセス管理」をすることが、営業管理者の最も重要な仕事と言えます。